業務内容

遠山鉄工所の主力製品は、ダクタイル鋳鉄管です。厳格な品質方針に基づく製造工程をご紹介します。

品質方針

遠山鉄工所の製品は様々な厳格な検査のもと出荷されています。 公益社団法人日本水道協会による日本水道協会検査工場登録、公益社団法人日本下水道協会による下水道用資器材製造工場認定のほか、ISO9001認証登録も受けています。

品質方針

『お客様の満足度向上のために、品質を基軸に社会に貢献する製品を提供する』
①品質とは図面なり
②品質とはルールを守ること
③品質チェックは全員で

水道は社会インフラの中でも極めて重要なもので、水道が無くては日々の生活は成り立ちません。その水道を支えているのは遠山鉄工所が提供するダクタイル鋳鉄異形管です。私たちの製品が地域の水道を何十年と支えることになり、その製品には“絶対品質”が求められます。少しでも欠陥があってはならないのです。“絶対品質”を実現するために全社員で遵守すべき取組みが次の3つです。

①品質とは図面なり
お客様からの具体的な要求内容は仕様書と図面に反映されています。その要求に応える製品を提供するために、全工程において図面に忠実でなければなりません。図面を逐一確認しながら作業する必要があります。品質は図面から生まれると言っても過言ではありません。

②品質とはルールを守ること
品質にバラツキがあったらお客様にご満足頂くどころかクレームを招く結果となります。バラツキはプロセス・基準の不明確さにより発生します。経験・勘・固有技術に頼るのではなく、標準書に示されたプロセス・基準を全員で守る事で、初めてバラツキのない優れた品質を実現出来ます。

③品質チェックは全員で
受注から生産及び納品までの全てのプロセスは繋がっていて、どこかのプロセスに不具合があると製品不良を生んでしまいます。「後工程はお客様」というスローガンがあるように、全社員・全工程で品質のバトンを繋いで最高の品質を創り出しましょう。

毎日の朝礼でも、みんなで復唱しているよ!

ダクタイル鋳鉄

ダクタイル鋳鉄は、鉄を溶解しマグネシウムとの反応により炭素の形状が球状化しており、炭素の形状が片状の普通鋳鉄に比べ、延性を持つのが特徴のひとつです。それによって、高水圧に耐えうる強度を持つため、治水・利水の領域で配管の材料として使用されます。遠山鉄工所は1933年の創業以来、水道用の鉄管を製造しており、主な製品はダクタイル鋳鉄異形管です。口径75〜2600mmの異形管を製造するために、国内随一の設備を持ち、また伝統の中で積み上げてきた技術・経験があり、安定した製品づくりを実現しています。

「ねずみ鋳鉄の片状黒鉛鋳鉄」の写真
ねずみ鋳鉄の片状黒鉛鋳鉄
「ダクタイル鋳鉄の球状黒鉛鋳鉄」の写真
ダクタイル鋳鉄の球状黒鉛鋳鉄
大口径のダクタイル鋳鉄異形管製造ならお任せ!

ダクタイル鋳鉄管の製造工程

受注した仕事は、当社にて図面作成を行い、製造計画のもと、工場の製造が開始されます。遠山鉄工所の製造工程の概略をご紹介します。

  1. 造型

    遠山鉄工所の主な製品は異形管であり、鋳型の造型方法には「カキ型造型」と「現型造型」の2種類あります。カキ型造型は国内で唯一遠山鉄工所だけの製造方法であり、ひとつひとつ手づくりの造型方法です。現型造型は実際の管と同じ形の模型を準備し、その周囲に砂を固めて鋳型をつくる方法で、言わば転写するように、同じものを複数つくる造型方法です。

    造型のイメージ図1造型の写真1
    造型のイメージ図2造型の写真2
  2. 溶解・出湯

    スチール材、銑鉄、リターン材、カーボン、シリコンを、電気炉で1500度まで熱して溶かします。溶けた鉄(「溶湯」と呼ばれます)を取鍋に入れてマグネシウムと反応させることでダクタイル鋳鉄ができます。このタイミングで材料試験に回すためのテストピースが採取されます。

    溶解・出湯のイメージ図
    溶解・出湯の写真1溶解・出湯の写真2
  3. 鋳込み

    製品に見合った温度とスピードで溶湯を鋳型に流し込みます。定められた時間をかけて製品を冷ますと、鋳物としては完成です。

    鋳込みのイメージ図鋳込みの写真
  4. 加工

    鋳型から取り出した鋳物は、実際の製品に対して若干大きめにつくられています(加工しろ)。フライス盤や旋盤を使用して実際の製品寸法まで削り、継手の複雑な形状をつくります。また、ラジアルボール盤でボルト穴をあけます。最後にグラインダーで鋳肌表面を仕上げていきます。

    加工のイメージ図加工の写真
  5. 検査(水圧試験・原管検査)

    加工終了後の製品に対して、水圧試験を行います。規格やお客様の要求に沿った圧力をかけて、水漏れがないか確認します。原管検査では、規格やお客様の要求にもとづき許容差内の寸法でつくられているか確認します。

    検査のイメージ図検査の写真
  6. 塗装

    検査の終わった製品は、塗装が行われます。内面塗装には匂いのない粉体塗料や無溶剤塗料が使われ、外面塗装には配管される場所の環境に適した溶剤塗料などが使われます。自治体によって色が異なるのも特徴です。なお、粉体塗装のみ久喜工場で行っており、その他の塗装は羽生工場で行われます。

    塗装のイメージ図塗装の写真
  7. 塗装検査

    塗装についても、細かく検査されます。外観・色の確認や塗膜厚測定、ピンホールがないかのチェックが行われます。塗装検査が終われば、製品として完成します。

    塗装検査のイメージ図塗装検査の写真
  8. 出荷

    完成品は、トラックやトレーラーで全国各地へと搬送されます。

    出荷のイメージ図出荷の写真
ひとつひとつ手づくり!心を込めてお届けします。